入学・編入学
開設クラスと学齢資格
令和7年度(2025年度)開設予定クラス
・幼稚部 (年中・年長による複式学級)
・小学部 1年、2年、3年、4年、5年
令和7年度(2025年度)新入生 入学学齢資格
※入学・編入学の学齢資格は日本の学齢に準じる
・幼稚部年中クラス 2020年4月2日~2021年4月1日に誕生
・幼稚部年長クラス 2019年4月2日~2020年4月1日に誕生
・小学部1年 2018年4月2日~2019年4月1日に誕生
編入学は随時受け付けています
入学・編入学必要最低条件
週一度しかない補習校なので、家庭での日本語支援が
どれだけ出来ているかが大変大事な要素となります。
*「学齢に応じた日本語でのコミュニケーションがスム
ーズに取れること、また、一斉授業についていける国 語・日本語の理解力があることが、入学・編入学の
必要最低条件」となります。
*4・5歳児は、トイレットトレーニングが出来ている
ことが必要です。
*入学・編入学にあたっては、お子さんの日本語・国語
レベルとご家庭での日本語支援環境を確認するための
面接と試験を実施します。
*各児童生徒の国語の理解レベルに合わせた学年に、
入学・編入することになります。
入学・編入学をご希望の家庭には、まず、以上の基本的
な教育理念及び方針をご理解いただいた上、申し込みを
お願い致します。
入学にあたって
(1)家庭でも日本語に触れる機会を多く持ちましょう。
子ども達はイタリアに住み、現地の幼稚園、小学校等に通っていることと思います。ご家庭では、どのような言語で生活していらっしゃいますか。一番多くの時間を過ごす家庭で使用する言語は子供たちの言語環境において大変重要な要素となります。家庭において出来るだけ多くの日本語に触れさせて あげるか否かが、これからのお子さんの国語・日本語学習を左右し、お子さんのこれからの日本人としてのアイデンティティー形成にも繋がっていきます。
本校では、日本語のみで授業を行っています。幼稚部では、日本語での非認知能力の育成とともに日本語の読み学習の授業時間も設けています。そこで入学までにさらに多くの日本語に慣れ親しむために、親子の会話や本の読み聞かせなどを通して日本語に触れる機会を出来る限り多くして下さい。また、もしその中で意味が分からない言葉があった場合には、他の言語での言い換えではなく、出来るだけ簡単な日本語で説明してあげてください。
このように日本語の語彙を増やす工夫をすることも必要でしょうし、国際結婚型家庭の場合には、日本語が母語である保護者とは必ず日本語で会話しコミュニケ―ションをとるなど、家庭内での話し言葉についての決まりごとを作って、家族全体で子どもの日本語環境を支えていく姿勢や協力体制や雰囲気作りは実に大切でしょう。
幼稚部入学迄に以下のことについては日本語でコミュニケーションを取れるようにしておいて下さい
・自分の名前が日本語で分かり、言える。返事が出来る。
・自分の身の回りのことや欲求など、例えば「トイレに行きたい」「おなかが痛い」などの生活に必要不可欠なことが
日本語で伝えられる。
・基本的な挨拶「こんにちは・さようなら・ありがとう・ごめんね」などが日本語で出来る。
・日本語での教師の指示が分かり、学校生活の様々な場面で、日本語の会話で先生や友達とのコミュニケーションが
とれる。
*以上のことは、集団での学校生活を安全に過ごすためにも必要不可欠な事項です。
(2)学習面について
子どもには個人差があり、また今まで過ごしてきた家庭での日本語環境も違います。幼稚部では、まず、(1)に書いてある基本的な学校生活に必要なことを日本語で理解や表現できているかどうか確認して頂き、さらに、家庭での日本語
環境を出来るだけ整えて支援して頂くことが大切になってきます。
本校の幼稚部の授業では、日本語での非認知能力の伸長を重要目標においています。それが小学部以上の学習に役立っていきます。すべての学部でアクティブラーニングを取り入れ、子供たちが自主的に考え学ぶ姿勢を育てています。
小学部の授業では国語の教科書を教材に用い、読む・書く・話す・聞く・言語など総合的な国語の学習をしていきます。文字等についは、ひらがな、カタカナ、漢字の学習へと進みます。無理に多くのことを教え込む必要はありませんが、
学校で学習したことは家庭で必ず復習しましょう。また、学校での国語・日本語学習は、週1回しかありませんので、
特に低学年では、宿題も何らかの形で毎日日本語に触れられるような、また保護者参加型の宿題を出すよう工夫していますので、毎日少しでも子どもと一緒に国語学習の時間を持ってください。
そして、小さい時からの読書量も国語・日本語力に大いに関わってきます。読解力や作文力は一朝一夕で身に付くものではなく長年の積み重ねが基礎となります。図書の貸し出しも行っていますし、また、電子図書等も活用して頂き、家庭でも日本語の本に親しむような環境作りをして下さい。このように、週1回の授業しかない補習授業校では、これから子ども達の日本語・国語力を伸ばしていけるかどうかは家庭での支援にかかっていると言っても過言ではありません。子ども達にとっても本校で学ぶことが、分かる喜びや達成感を味わう学習に繋がるよう、【家庭は第2の教室、保護者は第2の担任】という意識をもって、日本語力・国語力向上の為に、家庭での支援をしっかりお願い致します。
教材について
教科書について
日本国籍を保持する義務教育学齢期の児童・生徒であっ
て、現地に長期滞在する者あるいは、永住者であるが、
将来、日本の中学校、高等学校等へ進学又は日本国内で
就労する意志を持つ者に対して日本政府より無償で給付
されます。
本校では、光村図書の国語の教科書を使用します。
・在籍児童・生徒または年度初め(4月)に入学する
小学1年生の場合
日本の学齢に応じた学年の教科書を学校よりお渡ししま
す。
・日本から編入の場合
海外子女教育振興財団から教科書を受け取って来てくだ
さい。
・海外から編入の場合
在籍していた補習校または在留先の大使館等に連絡をし
て、教科書をご持参ください。
・日本の学齢と異なる学年に編入の場合
日本の教科書 会社や書店などで、該当学年の教科書をご
購入ください。または、学校までご相談ください。
副教材について
教科書以外のドリルや問題集については学校で一括購入
します。
学用品等について
学校で使用する学用品等について
①小学部各学年共通
筆箱、鉛筆(Bまたは2B)、色鉛筆、定規、下敷き、
ノート、はさみ、のり
②学年別
・幼稚部・・・・・筆箱(中に、Bか2Bの鉛筆、消しゴム
など)、色鉛筆、鉛筆削り、はさみ、
のり、作品等を入れるファイル
・小1・小2・・・書き方フェルトペン(中字)
・小3~小6・・・書道用具、半紙、墨液、
小学生用国語辞典・漢字辞典
学校で購入できる文具
ノート
・小学部低学年国語、漢字練習帳(10x15マス中線入)
・小学部中・高学年国語、日記帳(23x15マス)
書き方フェルトペン
小1・小2の書写の時間に使用します。
入学・編入学の手続き
1.令和6年度(2024年度)参加費
① 入学金 200ユーロ
② 授業料 年間(10か月) 700ユーロ
③ 教材費・設備費 年間 90ユーロ
④ 協会登録年会費 年間 25ユーロ
(活動内での怪我等の保障込み)
※本校はミラノ裏千家文化協会を母体として運営されて
いるため、入学または編入学にあたり協会への入会が
必要となります。
2.授業料支払い区分と支払い方法
学期ごとに支払い期限までに、振り込みにてお支払いく
ださい。
注) 支払い時に使用する保護者の名字と、児童生徒の
名字をできるだけ統一してください。
3.入学・編入学に必要な書類
① 入学・編入学申し込み書 1通
② 日本語環境調査票 1通
入学・編入学のお申込み
① 申し込み学年
② 申し込み児童・生徒の氏名(ふりがな)
③ 申し込み児童・生徒の生年月日
④ 申し込み児童・生徒の性別
⑤ 保護者氏名(ふりがな)
⑥ 連絡先(電話番号/E-mail アドレス)